校正と診断
常に高い精度と繰り返し性が得られるように、Elcometer 480には、高光沢度の校正用標準板が付属しています。
Elcometer 480用のどの校正用標準板にも、RFID*(Radio Frequency IDentification)タグが埋め込まれているので、Elcometer 480の底に標準板を装着すると、そのシリアル番号と校正用データが自動的に認識されます。そのため、校正用のデータを手動で入力しなくても、毎回、正しく校正されます。
また、Elcometer 480に標準板を装着した状態で電源を入れるたびに、その性能の内部診断が自動的に行われます。つまり、電子部品、光学装置、機械部品の性能が、本来の仕様の範囲内に収まっているかどうかがチェックされます。また、標準板が汚れたり破損したりしていないかも確認されます。すべてのチェックが問題なく完了すると、Elcometer 480の使用準備が整います。しかし、仕様を満たしていない場合や、標準板に問題がある場合は、そのことを知らせるメッセージがディスプレイに表示されます。
Elcometer 480用のどの校正用標準板でも、RFIDによる自動校正と診断を実施できます。Elcometer 480のアクセサリーとして、次の校正用標準板をご用意しています。
* BluetoothとRFIDは、現在日本では使用できません。
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低光沢(定格値:60°で22GU)
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中光沢(定格値:60°で55GU)
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高光沢(定格値:60°で97GU)
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鏡面光沢(定格値:20°で1900GU)
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